
5大シャトーのセカンドって、どれから選べばいいの…。
この記事では、5大シャトーのセカンドを解説します。
5大シャトーのセカンドは、シャトーごとに1本ずつ、全部で5本です。
- シャトー・ラフィット・ロートシルト:カリュアド・ド・ラフィット
- シャトー・マルゴー:パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー
- シャトー・ラトゥール:レ・フォール・ド・ラトゥール
- シャトー・ムートン・ロートシルト:ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト
- シャトー・オー・ブリオン:ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン
- 5大シャトーのセカンドは全部で5本、どれも本家と同じシャトーの赤ワイン
- 迷ったら、本家に近い特徴とメルロ多めの個性をもつカリュアド・ド・ラフィット
- ほかの産地の個性も知りたい人は、ペサック・レオニャン生まれのル・クラレンス・ド・オー・ブリオン
- マルゴーの名前に惹かれる人は、1906年ヴィンテージから今の名を名乗るパヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー
5本は名前が長くよく似ているので、知らずに探すと別のシャトーのワインを手に取ってしまうことも。
先に5本の名前と本家との違いをつかんでおけば、記念日の1本もラベルを見て選びやすくなります。
本家に近い特徴とシャトー自身が説明する1本なので、まずは通販で収穫年と在庫を確かめてみませんか。
\ 本家に近い特徴のセカンド /
5大シャトーのセカンドは5本:迷ったらカリュアド・ド・ラフィット


5本の顔ぶれは表で見渡し、決めきれないときは「本家との近さ」で1本に絞ると迷いが減ります。
5大シャトーと5本のセカンドを1枚の表に
5大シャトーとは、ボルドーの格付けで第1級(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ)に並ぶ5つのシャトーのことです。
1855年の格付けでは、メドックの約60のシャトーとグラーヴの1つが5つの等級に分けられました。
このとき第1級に選ばれたのは4つで、シャトー・ムートン・ロートシルトは1973年に加わったシャトーです。
The property thus benefited from a quite exceptional location and the unique terroir was given « first growth » or « premier cru » ranking in the official 1855 classification, alongside Lafite-Rothschild, Margaux, Haut-Brion and, since 1973, Mouton-Rothschild.
シャトー・ラトゥールの公式も、この5つを第1級の顔ぶれとして挙げています。
この5つのシャトー(ブドウ畑と醸造所をもつワインの造り手)が、1本ずつセカンドワインを造っているわけです。
| セカンド | 本家(産地) | 公式が伝える特徴 | おすすめの人 | 値段 |
| カリュアド・ド・ラフィット | シャトー・ラフィット・ロートシルト (ポイヤック) | 本家に近い特徴 メルロの割合が高め | 初めての1本を選びたい人 | 商品ページで確認 |
|---|---|---|---|---|
| パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー | シャトー・マルゴー (マルゴー) | 濃さとタンニンが本家に匹敵 本家より親しみやすい | マルゴーの名前に惹かれる人 | 商品ページで確認 |
| レ・フォール・ド・ラトゥール | シャトー・ラトゥール (ポイヤック) | 本家と同じ丁寧さ 新樽は50〜60% | 造りの丁寧さを重視する人 | 商品ページで確認 |
| ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト | シャトー・ムートン・ロートシルト (ポイヤック) | 第1級の畑の若木から 本家と同じ細やかさ | ラベルの由来も楽しみたい人 | 商品ページで確認 |
| ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン | シャトー・オー・ブリオン (ペサック・レオニャン) | エレガンスとスタイルが本家にとても近い | ほかの産地の個性も知りたい人 | 商品ページで確認 |
表のとおり、4本はメドック地区、ル・クラレンス・ド・オー・ブリオンだけがペサック・レオニャン生まれ。
それぞれの個性は、このあと5大シャトーのセカンド5本、それぞれの個性で1本ずつ紹介します。
迷ったときは、本家に近い特徴のカリュアド・ド・ラフィット
5本で迷ったときは、カリュアド・ド・ラフィットから始めると決めやすくなります。
1本目を選んだ基準は、次の3つです。
- 本家に近いとシャトー側が説明している
- 名前の由来と造りを公式で確かめられる
- 通販の商品ページで収穫年を確かめて買える
3つがそろうセカンドとして選んだのが、シャトー・ラフィット・ロートシルトが造るカリュアド・ド・ラフィット。
シャトー・ラフィット・ロートシルトのワインディレクトリは、本家に近い特徴を挙げています。
加えて、メルロ(ボルドーの代表的な黒ブドウの1つ)の割合が高いことが独自の個性だという説明です。
カリュアド・ド・ラフィットは、5大シャトーのセカンドを初めて選ぶ人に向いています。本家に近い特徴と、メルロ多めの個性を、シャトー自身が説明している1本だからです。
本家に近い1本から5大シャトーを味わってみたい人は、通販サイトの商品ページで収穫年と在庫をチェックできます。
\ 5本で迷ったときの1本目 /
5大シャトーのセカンドは本家と何が違う?


セカンドは格下の別物というより、同じシャトーが本家とは分けて仕立てる、もう1本の赤ワインです。
同じシャトーが、本家とは分けて仕立てるワイン
セカンドワイン(セカンドラベル)は、看板のグラン・ヴァンとは別に仕立てる2番目のワインです。
グラン・ヴァンは、そのシャトーの看板になる本家のワインのこと。
シャトー・ラトゥールの場合、どのブドウを本家に回すかは毎年の試飲で決まります。
たとえば1月中旬から、仕込んだワインを全ロット試飲。まず本家のアッサンブラージュ(ブレンド)、次にレ・フォール・ド・ラトゥール、最後にサードの配合を決めていきます。
| 本家 | ブドウの出どころ(公式の説明) |
| シャトー・ラトゥール | アンクロ(シャトーを囲む畑)の外縁や、アンクロの外にあるポイヤックの区画など |
|---|---|
| シャトー・ムートン・ロートシルト | 第1級の畑の、選ばれた若木 |
| シャトー・マルゴー | 畑の木の多くは本家と同じくらいの樹齢 |
| シャトー・ラフィット・ロートシルト | カリュアドを生む区画がはっきり決まっている |
若木(植えてから年数の浅いブドウの木)を使うと明記するシャトーもあれば、本家と同じくらいの樹齢と説明するシャトーも。
セカンドのブドウの選び方は、シャトーによってさまざまです。
公式の説明にも、本家に近いという言葉が出てくる
「セカンド」と聞くと、本家より一段下のワインに思えるかもしれません。
ところが、複数のシャトーの公式の説明に、本家に近いという言葉が出てきます。
Given the refined selection of fine wines after two decades, the Carruades feature characteristics similar to those of the fine wine, but with their own personality linked to a higher percentage of Merlot in its composition, and plots of land that are clearly identified as producing Carruades.
カリュアド・ド・ラフィットは本家に近い特徴をもち、メルロの多さに独自の個性がある、という説明です。
シャトー・オー・ブリオンも、セカンドについて次のように紹介しています。
Très proche en élégance et en style de Château Haut-Brion, ce second vin est une excellente entrée en matière pour découvrir les vins rouges de Domaine Clarence Dillon.
エレガンスとスタイルが本家にとても近く、ドメーヌの赤ワインを知る入口にぴったり、という意味の一文。
シャトー・マルゴーも、セカンドの濃さとタンニンの質は本家に匹敵すると説明しています。
「格下」というより「役割の違い」。公式の説明では本家に近い特徴を挙げるセカンドもあり、本家とは違う配合や仕立てで楽しめるワインといえます。
メルロの割合や新樽の使い方に違いが出る
本家との違いが数字で見えやすいのは、メルロの割合と新樽(初めて使う木の樽)の割合です。
| セカンド | 公式が伝える本家との違い |
| レ・フォール・ド・ラトゥール | メルロは本家より常に多い(25〜30%) 新樽は50〜60% |
|---|---|
| カリュアド・ド・ラフィット | メルロの割合が高め 2014年はメルロ42% |
| ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン | 収穫年で配合が変わる 2021年はメルロ70.4% |
| ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト | 第1級の畑の選ばれた若木を使う |
シャトー・ラトゥールの本家は、アンクロの平均樹齢約60年の古木から造られ、カベルネ・ソーヴィニヨンが90%を超えます。
これに対しレ・フォール・ド・ラトゥールは、ブドウの出どころと新樽の割合が主な違いだという説明です。
メルロについてシャトー・ラトゥールは、早く熟し、カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さをやわらげる品種と紹介しています。
配合は収穫年ごとに変わる点に注意。好みがはっきりしている人は、ヴィンテージ(ブドウを収穫した年)ごとの配合を見てから選びましょう。
マルゴーとラトゥールにはサードもある
5大シャトーのうち、シャトー・マルゴーとシャトー・ラトゥールはサードワイン(3番目のワイン)も造っています。
| 項目 | マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー | ル・ポイヤック・ド・シャトー・ラトゥール |
| 造り手 | シャトー・マルゴー | シャトー・ラトゥール |
|---|---|---|
| 始まり | 2009年ヴィンテージから樽熟成・瓶詰め | 1989年から毎年 |
| 主な行き先 | 限られたレストランと一部の専門店 | 主にレストラン |
| 特徴 | 年平均約6万本 | 若木などから造る メルロ45%近く |
シャトー・マルゴーでは、サードに入らなかったワインを第4のワインとしてバルク(樽やタンク単位でのまとめ売り)で取引。
ル・ポイヤック・ド・シャトー・ラトゥールは、公式によると熟成4〜5年後から楽しめるワインです。
サードは流通先が限られるため、この記事ではセカンド5本にしぼって紹介します。
5大シャトーのセカンド5本、それぞれの個性


5本はどれも本家の名前を受け継ぐセカンドですが、名前の由来も造りも1本ずつ違います。
カリュアド・ド・ラフィット:メルロが多めで、本家に近い個性
| 項目 | 内容 |
| 名前 | カリュアド・ド・ラフィット |
|---|---|
| 造り手 | シャトー・ラフィット・ロートシルト |
| 産地 | AOCポイヤック |
| 公式が伝える特徴 | 本家に近い特徴 メルロの割合が高め |
| 配合の例 | 2014年はカベルネ・ソーヴィニヨン58%・メルロ42% |
| 熟成 | フランス産オーク樽で約16か月 |
カリュアド・ド・ラフィットは、シャトー・ラフィット・ロートシルトが造るセカンドワインです。
産地はAOCポイヤックで、AOCは産地の名前を名乗るためのフランスのルールを指します。
名前の由来は、シャトーの畑に隣り合うカリュアドの台地(区画のまとまり)。
カリュアド・ド・ラフィットは、5大シャトーの1本目を探す人に向いています。本家に近い特徴をもちながら、メルロの割合が高めという独自の個性が強みです。
シャトー・ラフィット・ロートシルトがこの台地を手に入れたのは1845年。
1980年代より前は、「ムーラン・デ・カリュアド」という名前で呼ばれていました。
発酵には木・コンクリート・ステンレスの槽を使い分け、熟成はポイヤックの樽工房で作ったオーク樽で約16か月。
配合の数字を公式で確かめられたのは2014年です。ほかの収穫年の配合は、通販の商品ページやラベルの情報で見ておくと、好みに合う年を選びやすくなります。
畑の中でカリュアドを生む区画がはっきり決まっていることも、公式が挙げる特徴の1つです。
本家に近い特徴とメルロの多さをラフィット自身が説明しているので、5本の入口にしやすいセカンドといえます。
\ 本家に近い特徴とメルロ多めの個性 /
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー:マルゴーの名を受け継ぐ2番目のワイン
| 項目 | 内容 |
| 名前 | パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー |
|---|---|
| 造り手 | シャトー・マルゴー |
| 産地 | AOCマルゴー |
| 主なブドウ | カベルネ・ソーヴィニヨン |
| 今の名前 | 1906年ヴィンテージから |
| 生産量 | 年平均約10万本(収穫年で変わる) |
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーは、シャトー・マルゴーが17世紀から造ってきたセカンドワインです。
最初の名前は「Château-Margaux 2me vin」で、1906年ヴィンテージから今の名前に。
公式によると、畑の木の多くは本家と同じくらいの樹齢で、畑でも醸造所でも同じチームが担当。
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーは、マルゴーの名がつくワインを飲んでみたい人に向いています。公式の説明では、濃さとタンニンの質は本家に匹敵し、本家より親しみやすい1本。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体の配合が、シャトー・マルゴーらしい繊細さと骨格、熟成の力を表すと公式は説明しています。
収穫年によっては30〜40年の熟成も見込めると公式は伝えており、長く寝かせる楽しみもあるワインです。
一方で、同じシャトーには白ワインやサードもあり、名前がよく似ています。
通販で選ぶときは、ラベルの「Rouge(赤)」と収穫年を確かめましょう。白ワインやサードとの取り違えを防げます。
本家との3つの違いや飲み頃の目安は、シャトー・マルゴーのセカンドと本家の違いで公式の数字を使って整理しました。
ラベルにシャトー・マルゴーの名を受け継ぎ、本家と同じチームが造る点が、このセカンドの強みです。
\ 本家と同じチームが造るセカンド /
レ・フォール・ド・ラトゥール:本家と同じ丁寧さで造られる
| 項目 | 内容 |
| 名前 | レ・フォール・ド・ラトゥール |
|---|---|
| 造り手 | シャトー・ラトゥール |
| 産地 | ポイヤック |
| 今の名前 | 1966年に初めてこの名でラベル表示 |
| メルロ | 本家より常に多い(25〜30%) |
| 新樽 | 50〜60% |
レ・フォール・ド・ラトゥールの名前の由来は、シャトーを囲む畑「アンクロ」の中にある歴史的な区画。
公式によると、ブドウの出どころは次の3つです。
- アンクロの外縁の区画
- 試飲の結果でセカンドに回った、本家にも使える区画
- アンクロの外にあるポイヤックの格付けの区画
アンクロの外には、1世紀以上前から持ち続ける、平均樹齢約40年の畑もあります。
Les Forts de Latour is produced with the same meticulous care as the Grand Vin, both in the vineyard and in the winery.
畑でも醸造所でも、本家と同じ細やかさで造ると公式は書いています。
品質を高める取り組みを積み重ね、今ではメドックの格付けシャトーと同じ水準とのこと。
レ・フォール・ド・ラトゥールは、本家と同じ造りの丁寧さを重視する人に向いています。土壌の違う区画を合わせるので、収穫年ごとに表情が変わるところが強みです。
ブレンドは年ごとに変わるため、毎年同じ味わいを求める人には合わないかもしれません。
収穫年ごとの違いを楽しむつもりで選ぶと、このセカンドの魅力が見えてきます。
\ 本家と同じ丁寧さで造るセカンド /
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト:一級畑の若木から生まれる
| 項目 | 内容 |
| 名前 | ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト |
|---|---|
| 造り手 | シャトー・ムートン・ロートシルト |
| 産地 | ポイヤック |
| ブドウ | 第1級の畑の選ばれた若木 |
| 最初のヴィンテージ | 1993年(今の名前は1994年から) |
| ラベル | 1927年に描かれた素描がもと |
本家のシャトー・ムートン・ロートシルトは、1973年に第1級へ加わったシャトーです。
セカンドのル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルトは、公式によると第1級の畑の選ばれた若木から造られます。
Made with grapes from selected younger vines in the illustrious First Growth vineyard, it is harvested, vinified and bottled with the same scrupulous attention to detail.
出典:Château Mouton Rothschild公式「Le Petit Mouton de Mouton Rothschild」
収穫は小さな籠で行い、シャトーの木製の発酵槽で発酵、オーク樽で熟成。
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルトは、ラベルや名前の由来も楽しみたい人に向いています。ラベルは、ポスター画家が1927年に描いたブドウの木の素描がもと。
1993年の最初のヴィンテージは「ル・スゴン・ヴァン・ド・ムートン・ロートシルト」という名でした。
翌1994年からは、敷地の中心にあるフィリピーヌ男爵夫人の邸宅の名を受け継いでいます。
本家のラベルとのつながりを意識して選ばれた素描で、本家の1924年のラベルと同じ時期に描かれたもの。
公式ページには配合の数字が載っていません。配合が気になる人は、商品ページで収穫年と一緒に確かめておきましょう。
名前の由来もラベルの物語も、贈る相手や一緒に飲む人との話題にしやすい1本です。
\ 一級畑の若木から生まれるセカンド /
ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン:ペサック・レオニャン生まれのセカンド
| 項目 | 内容 |
| 名前 | ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン |
|---|---|
| 造り手 | シャトー・オー・ブリオン |
| 産地 | ペサック・レオニャン |
| 今の名前 | 2007年ヴィンテージから |
| 配合の例 | 2021年はメルロ70.4% 2020年はメルロ60.1% |
ほかの4本がメドック地区なのに対し、ル・クラレンス・ド・オー・ブリオンはグラーヴ地区のペサック・レオニャンで生まれます。
20世紀初めの最初のヴィンテージは「シャトー・バーン・オー・ブリオン」という名前。
今の名前は、1935年にシャトーを手に入れたクラレンス・ディロンにちなむもので、2007年ヴィンテージから。
ル・クラレンス・ド・オー・ブリオンは、メドックとは別の産地の個性を知りたい人に向いています。ドメーヌの赤ワインを知る入口になると、公式が位置づけている点が強みです。
公式は、エレガンスとスタイルが本家にとても近いセカンドとして紹介しています。
2021年はメルロ70.4%、2020年は60.1%。年で配合が大きく変わるので、好みが決まっている人は商品ページで収穫年を確かめてから選びましょう。
公式のヴィンテージ一覧には、2007年から2025年までの収穫年が並びます。
同じ銘柄でも収穫年ごとの違いが出やすく、好みの年を探す楽しみがある1本です。
ペサック・レオニャンの個性をもち、オー・ブリオン公式は、本家にとても近いスタイルと紹介しています。
\ メドックとは別の産地のセカンド /
5大シャトーのセカンドは、好みと場面で選ぶと決めやすい


自分に合う1本は、気になる産地、惹かれる名前、飲む場面の3つで考えると決めやすくなります。
ほかの産地の個性も知りたい人は、ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン
1855年の格付けは、メドックのシャトーに、グラーヴのシャトー・オー・ブリオンを1つ加えて作られました。
そのため5大シャトーの中で、シャトー・オー・ブリオンだけがメドックの外のシャトーです。
ペサック・レオニャンは、グラーヴ地区の北にある地区。
別の産地の個性も気になる人には、オー・ブリオン公式が本家にとても近いエレガンスとスタイルと紹介するル・クラレンス・ド・オー・ブリオン。メドックの4本と並べて飲むと、産地ごとの違いにも目が向きます。
メルロが多い年もあるので、同じ銘柄の中で収穫年ごとの違いを比べる楽しみも。
メドックとは別の土地で育ったセカンドを試したい人は、通販で収穫年を見比べられます。
\ 公式が本家にとても近いと紹介 /
マルゴーの名前に惹かれる人は、パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー
ラベルに「シャトー・マルゴー」の名を掲げるセカンドは、パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーです。
AOCマルゴーの畑から生まれ、本家と同じチームが畑と醸造所で手がけます。
本家の名前に憧れがある人ほど、ラベルを見た瞬間のうれしさも味わえる1本です。
マルゴーの名前に惹かれる人には、本家と同じチームが畑と醸造を手がけるパヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー。ラベルにシャトー・マルゴーの名がそのまま入ります。
どちらにもぴんと来ず迷ったら、本家に近い特徴とシャトー自身が説明するカリュアド・ド・ラフィットから始めましょう。
マルゴーの名前で選びたい人は、通販でいま並ぶ収穫年を確かめられます。
\ シャトー・マルゴーの名を受け継ぐ1本 /
贈り物には、由来を話せる1本を
贈り物にするときは、渡すときにひと言添えられる名前の由来がある1本を選ぶと、会話が広がります。
| セカンド | 話せる由来(公式の説明) |
| ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン | 1935年にシャトーを手に入れたクラレンス・ディロンの名 |
|---|---|
| ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト | 敷地の中心にある邸宅の名 1927年の素描がもとのラベル |
| カリュアド・ド・ラフィット | 1845年に手に入れたカリュアドの台地の名 |
ラベルの名前を指さしながら由来を話せば、5大シャトーにくわしくない相手にも選んだ理由が伝わります。
ただし、お酒の贈り物は20歳以上の人に限りましょう。
20歳未満の者の飲酒は、体内に入ったアルコールが身体の発達に悪影響を及ぼし、健全な成長を妨げます。
車で来ている相手に渡すときは、警察庁が飲酒運転をしない・させない取り組みを呼びかけていることも心にとめておきましょう。
5大シャトーのセカンドを飲む前に、温度とグラスを用意


開ける前に整えたいのは、ワインの温度とグラスの2つです。
温度は18℃から19℃くらいが目安
ボルドーの赤ワインを出す温度について、シャトー・マルゴーは次のように書いています。
Great red Bordeaux wines are traditionally served chambrés, at room temperature, around 18–19°C (64-66°F).
ボルドーの赤ワインはシャンブレ(室温になじませること)にして、18〜19℃くらいで出す習わしがある、という意味です。
温度が高すぎると香りの繊細さが失われ、冷やしすぎると香りが閉じてしまうと公式は説明しています。
| 温度 | 公式の説明 |
| 高すぎる | 香りの繊細さが失われ、アルコールが目立つ |
|---|---|
| 18〜19℃くらい | 赤ボルドーを出す目安 |
| 冷やしすぎ | 香りが閉じ、味わいがぼやけて短く感じる |
室温が高い季節は、少し冷やしてから注ぐと18〜19℃の目安に合わせやすくなります。
カリュアド・ド・ラフィットのように若い収穫年のセカンドも、まずはこの温度から試してみましょう。
グラスはリーデルのボルドー用を1脚
グラスは、リーデル(RIEDEL)のボルドー型グラスを1脚そろえておくと、5本のどれを開けるときにも使えます。
ボルドー型グラスは、ボルドーの赤ワイン用に作られた背の高いグラスのこと。
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | <リーデル・スーパーレジェーロ マシンメイド> ボルドー・グラン・クリュ(1個入) |
|---|---|
| 数量 | 1個入 |
| 製法・素材 | マシンメイド・クリスタルガラス |
| 大きさ | 高さ282mm・容量953ml |
| 生産国 | ドイツ |
| 合わせるワイン(公式) | ポイヤック、マルゴー、メドック、ボルドー(赤)など |
リーデル公式通販サイトは、このグラスを大きなボウルで香りの層をほどく形と説明しています。
グラスの形で香りの感じ方が変わるとも言われますが、感じ方には個人差があるもの。
<リーデル・スーパーレジェーロ マシンメイド> ボルドー・グラン・クリュは、ボルドーの赤に向いたグラスです。公式のブドウ品種欄に、ポイヤックやマルゴーの名が並びます。
高さ282mmと背が高いので、しまう場所の高さも見ておくと困りません。
1個入で買えるため、記念日の1本に合わせて1脚だけ用意する始め方もできます。
\ ボルドーのためのグラスを1脚 /
5大シャトーのセカンドを通販で買う前に見ておきたいこと


通販で買う前に見ておきたいのは、収穫年、本物かどうか、届いたあとの置き場所の3つです。
収穫年と在庫は商品ページを見てから
セカンドワインは、同じ名前でもヴィンテージ(収穫年)ごとに配合が変わります。
通販の商品ページでは、まずラベルの収穫年と在庫の有無を確かめましょう。
| 見るところ | 理由 |
| 収穫年 | 配合や表情が年で変わるため |
|---|---|
| 在庫 | 収穫年ごとに入れ替わるため |
| 値段 | 収穫年と販売店で変わるため |
| 販売店の情報 | 保管や発送の様子を知るため |
値段は変わりやすいので、この記事では金額を書かず、商品ページの最新の表示を見る形にしました。
同じ銘柄が何年分も並んでいるときは、カリュアド・ド・ラフィットのように年を選んで買えるのも通販のよさです。
本物かどうかを見分ける仕組みもある
ボトルが本物かどうかを確かめる仕組みを、自分で用意しているシャトーもあります。
たとえばシャトー・マルゴーの全ボトルに付いているのが、Prooftag(プルーフタグ)の認証コード。
Prooftagは、ボトルが本物かを確かめるための認証の仕組みです。
2026年1月1日以降に蔵を出たボトルは、封のQRコードでも確かめられます。スマートフォンで読み取ると、認証と流通の情報を見られる仕組みです。
シャトー・ラトゥールの公式サイトにも、「Identify your wine」というページがあります。
販売店の情報とあわせて、ボトルの認証も見ておきましょう。
届いたら14℃くらいの涼しい場所へ
すぐに開けないときは、14℃くらいの涼しい場所に置きましょう。
| 項目 | シャトー・マルゴー公式の目安 |
| 温度 | 約14℃(季節でゆるやかに変わる程度) |
|---|---|
| 夏 | 18℃を超える状態が長く続くのを避ける |
| 冬 | 10℃近くでも問題なし |
| 湿度 | 75〜80% |
| 置き場所 | 光・振動・においを避ける |
湿度75〜80%を保つと、コルクの乾燥を防ぎやすいと公式は説明しています。
急な温度の変化はワインのバランスを乱し、熟成を早めることもあるそうです。



ワインセラーがあると良いです!
本家に近い特徴をもつカリュアド・ド・ラフィットは、収穫年を確かめてから注文できます。
\ 収穫年を確かめて買えるセカンド /
5本の違いを自分の舌で確かめたくなったら、ワインスクールで基礎から学ぶ方法もあります。
アカデミー・デュ・ヴァンは青山校・銀座校・大阪校の3拠点とオンライン講座があり、ワインをはじめて学ぶ人向けの講座もそろうスクールです。
無料体験・説明会や資料請求もあるので、まずは授業の雰囲気をのぞいてみてください。
5大シャトーのセカンドでよくある質問
5大シャトーのセカンドについて、よく出る質問に答えます。
5大シャトーのセカンドワインとは何ですか?
シャトーが、看板のグラン・ヴァン(本家のワイン)とは別に仕立てる2番目のワインです。シャトー・ラトゥールのように、毎年の試飲でブドウを選び分けるシャトーもあります。詳しい説明は同じシャトーが、本家とは分けて仕立てるワインへ。
5大シャトーはどのシャトーのことですか?
シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオンの4つ。これに、1973年に第1級へ加わったシャトー・ムートン・ロートシルトを足した5つです。一覧は5大シャトーと5本のセカンドを1枚の表にの表で見られます。
セカンドワインは本家より格下ですか?
公式の説明には、本家に近い特徴やエレガンスを挙げるものがいくつもあります。格下というより、本家とは役割の違う1本です。根拠となる原文は公式の説明にも、本家に近いという言葉が出てくるで引用しています。
5大シャトーのセカンドで初心者におすすめはどれですか?
迷ったら、本家に近い特徴とシャトー自身が説明するカリュアド・ド・ラフィットがおすすめです。メルロの割合が高めという個性も、公式が挙げています。選んだ基準は迷ったときは、本家に近い特徴のカリュアド・ド・ラフィットの3つです。
5大シャトーのセカンドの値段はどこで確かめられますか?
値段は収穫年と販売店で変わるため、通販の商品ページで最新の表示を見ましょう。この記事では、変わりやすい金額は書いていません。見ておきたい点は収穫年と在庫は商品ページを見てからにまとめました。
セカンドワインは何度くらいで飲むといいですか?
シャトー・マルゴーの公式は、ボルドーの赤ワインを18〜19℃くらいで出すとしています。高すぎても冷やしすぎても、香りの印象が変わるという説明です。くわしくは温度は18℃から19℃くらいが目安で解説しています。
セカンドワインにはどんなグラスが合いますか?
ボルドーの赤ワイン用に作られた、背の高いボルドー型グラスが合わせやすいです。この記事では、リーデル(RIEDEL)のボルドー用を1脚紹介しています。大きさや素材はグラスはリーデルのボルドー用を1脚の表のとおりです。
5大シャトーにサードワインはありますか?
サードがあるのは、シャトー・マルゴーとシャトー・ラトゥールの2つです。名前は、マルゴー・デュ・シャトー・マルゴーとル・ポイヤック・ド・シャトー・ラトゥール。違いはマルゴーとラトゥールにはサードもあるの表にまとめました。
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルトはいつから造られていますか?
最初のヴィンテージは1993年で、当時はル・スゴン・ヴァン・ド・ムートン・ロートシルトという名前でした。1994年から今の名前を名乗っています。名前の由来はル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト:一級畑の若木から生まれるのとおりです。
開ける前のセカンドワインはどう保管すればいいですか?
シャトー・マルゴーの公式は、約14℃・湿度75〜80%を目安にしています。光や振動、においも避けましょう。目安の表は届いたら14℃くらいの涼しい場所へにあります。
まとめ:5大シャトーのセカンドは、カリュアド・ド・ラフィットから始めよう
5大シャトーのセカンドを初めて選ぶ人は、本家に近い特徴のカリュアド・ド・ラフィットから始めましょう。
届いたら18〜19℃くらいの温度とボルドー用グラスを用意すれば、飲む準備も整います。
迷っているあいだに、欲しい収穫年の在庫が入れ替わることもあります。
本家に近い1本で5大シャトーの造りにふれたら、次は産地や名前で2本目を選ぶ番です。



今度の記念日は、5大シャトーのセカンドで乾杯しよう。
シャトー自身が「本家に近い」と説明する1本なので、まずは通販サイトで収穫年と在庫を確かめてみませんか。
\ 初めての5大シャトーにこの1本 /
ほかの産地の個性も気になる人は、ル・クラレンス・ド・オー・ブリオンの収穫年も並べて見られます。
\ 別の産地の個性も気になる人に /
お酒は20歳を過ぎてから楽しみ、飲んだ日は車の運転を控えましょう。
