
シャトー・ラグランジュ、どの年を選べばいいの…。
この記事では、シャトー・ラグランジュの当たり年を解説します。
手がかりは、シャトーが2005年からヴィンテージ(ブドウを収穫した年)ごとに公開しているテクニカルシート。
天気や収穫の日付、飲み頃(開けて楽しめる時期)の目安まで、公式サイトで読めます。
- 造り手が胸を張るのは、2016年・2018年・2019年・2022年の4つ
- 当たり年を分けるのは夏と秋の天気
- 2019年から2022年は、シャトーの目安ですでに飲み頃
- 迷ったら、2026年から飲み頃とシャトーが示すシャトー・ラグランジュ 2022
- 待たずに味わいたい人は、同じシャトーが造るセカンドのレ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023
理由は、どの年もシャトー自身が天気と収穫の記録を残し、この4つの年は醸造家が「例外的」「力強い」など、年の個性をはっきり言葉にしているからです。
2022年は猛暑の年ながら、醸造家がワインを「調和」と評した年で、シャトーの目安では2026年から飲み頃。
開ける日が決まっている人は、販売ページでラベルの年と在庫の有無が分かります。
\ シャトーの目安で2026年から飲み頃 /
シャトー・ラグランジュの当たり年は?造り手が胸を張るのは4つの年


シャトー・ラグランジュは、1855年の格付け(ボルドーのシャトーの公式の等級)で第3級に入ったシャトー。
場所はメドック地区のサン・ジュリアン村で、1983年にサントリー創業者の息子の佐治敬三さんが買い取りました。
この記事では、醸造家が年の個性をはっきり言葉にした年(2005年・2009年・2010年なども含む)から近年の4つを選び、同じく前向きに語られた2020年と2021年はこの項の後半で取り上げます。
2016年:夏が例外的に暑く、長く寝かせられる年
2016年をシャトーは、夏が例外的に暑く乾いた年と記録しています。
収穫は10月3日から27日までと遅めで、グラン・ヴァン(本家のワイン)になったのは49%。
テクニカルシートの「醸造家(ワイン造りを指揮する人)の言葉」の欄には、こんな一文があります。
Ce 2016 est incontestablement un millésime exceptionnel bâti pour une longue garde avec des tanins soyeux et racés.
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2016」テクニカルシート(PDF・フランス語)
「この2016年は疑いなく例外的なヴィンテージで、長い熟成に向けて造られた」という意味です。
飲み頃の目安は2021年から2045年までで、2026年はその途中にあたります。
シャトーの目安の上では、いま開けることも、もう少し寝かせることもできる年。
2018年:雨の多い前半と暑い夏を越えた、力強い年
2018年は、1年の前半に雨が多く、そのあと1996年以降でも指折りの暑く乾いた夏を迎えた年です。
年間の平均気温も、シャトーの観測所の記録で上位に入る高さ。
Lagrange 2018 est à ce jour le vin le plus puissant que nous ayons produit.
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2018」テクニカルシート(PDF・フランス語)
これまで造ったどのワインよりも力強い、と醸造家が書いた一文です。
同じ欄には、2009年と2016年の特徴をあわせ持つかもしれないワイン、という言葉もあります。
グラン・ヴァンになったのは収穫の54%で、飲み頃の目安は2022年から2050年まで。
2019年:粒がとても小さく、熟成の力が際立つ年
2019年は、湿って寒い春のあとに、日照が記録的な暑く乾いた夏が続いた年。
シャトーによると、粒の重さは36年ぶりの軽さでした。
Le poids des baies est le plus faible observé à Lagrange depuis 36 ans.
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2019」テクニカルシート(PDF・フランス語)
ブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン(ボルドー左岸で主役になる黒ブドウ)が80%を占めました。
| 項目 | 2019年 |
| カベルネ・ソーヴィニヨン | 80% |
|---|---|
| グラン・ヴァンの割合 | 30% |
| 飲み頃の目安 | 2024年〜2050年 |
醸造家の欄は、「aptitude au vieillissement remarquable」で締めくくられています。
訳すと熟成の力が際立つという意味。
本家に回したのは収穫の30%だけ。
2022年:カベルネ・ソーヴィニヨンが86%になった暑い年
シャトーの資料によると、2022年はボルドーで記録された年の中でも際立って暑い年。
それでも夜の涼しさが昼の高温をやわらげ、粒は小さく凝縮したと説明しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンは86%で、シャトーにとって新しい記録の割合です。
Bordeaux a produit peut-être le plus grand millésime des cinquante dernières années.
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2022」テクニカルシート(PDF・フランス語)
ボルドー全体について、過去50年のどの年をも上回る年を生んだのかもしれない、というシャトー自身の見立て。
醸造家の欄は、この年を「l’harmonie absolue」(完全な調和)という言葉で締めくくっています。
2020年と2021年も、シャトーの説明は前向き
4つの年のほかにも、シャトーが前向きに語っている年があります。
2020年は、30年ぶりの少ない収穫になった年。
醸造家は、熟成の力を保ちながら比較的早くから楽しめると書いています。
| 項目 | 2020年 | 2021年 |
| 天気 | 近代に例のない暑さ | 涼しい1年 |
|---|---|---|
| 収穫 | 9月16日〜 10月2日 | 9月27日〜 10月12日 |
| 飲み頃の目安 | 2025年〜 2050年 | 2025年〜 2050年 |
2021年は気温が低めに進み、収穫を待って遅めに摘んだ年です。
醸造家は、この年の飲み頃の幅が広くなりそうだと書きました。
遅めに摘んだいきさつは、涼しい2021年は、収穫を待って遅めに摘んだで紹介しています。
迷ったら、2026年から飲み頃のシャトー・ラグランジュ 2022
4つの年で迷ったときの決め手は、いつから開けられるか。
| 年 | 飲み頃の目安 | 2026年 |
| 2016年 | 2021〜2045年 | 目安の中 |
|---|---|---|
| 2018年 | 2022〜2050年 | 目安の中 |
| 2019年 | 2024〜2050年 | 目安の中 |
| 2022年 | 2026〜2055年 | 今年から |
4つとも目安の中ですが、2022年は飲み頃に入ったばかりで、先も長い年です。
シャトー・ラグランジュ 2022は、記念日にいま開けたい人にも、何年か寝かせたい人にも向いています。シャトーの飲み頃の目安が、2026年から2055年までと長い年です。
一方で、シャトー・ラグランジュ 2022は目安に入ったばかりの若い年。
熟成が進んだ年を探す人には、目安の中ほどにある2016年も候補です。
今年から目安に入り、先も長い年なので、開ける日が近い人は販売ページで在庫と容量を確かめられます。
\ 4つの年のうち、今年から飲み頃の1本 /
シャトー・ラグランジュの当たり年早見表:いま飲み頃の年がひと目で分かる


シャトーが年ごとに示す飲み頃の目安を並べると、2026年に開けごろの年と、まだ待つ年に分かれます。
飲み頃の目安は、シャトーが年ごとに出している
テクニカルシートには、どの年にも「Fenêtre de dégustation」という欄があります。
訳すと飲み頃の窓で、シャトーが開けて楽しめると見込む期間のこと。
| 年 | 飲み頃の目安 | 2026年 |
| 2005年 | 2012〜2035年 | 目安の中 |
|---|---|---|
| 2006年 | 2014〜2040年 | 目安の中 |
| 2007年 | 2012〜2035年 | 目安の中 |
| 2008年 | 2015〜2035年 | 目安の中 |
| 2009年 | 2015〜2050年 | 目安の中 |
| 2010年 | 2018〜2040年 | 目安の中 |
| 2011年 | 2017〜2030年 | 目安の中 |
| 2012年 | 確認できず | 不明 |
| 2013年 | 2017〜2030年 | 目安の中 |
| 2014年 | 2020〜2035年 | 目安の中 |
| 2015年 | 2022〜2040年 | 目安の中 |
| 2016年 | 2021〜2045年 | 目安の中 |
| 2017年 | 2020〜2040年 | 目安の中 |
| 2018年 | 2022〜2050年 | 目安の中 |
| 2019年 | 2024〜2050年 | 目安の中 |
| 2020年 | 2025〜2050年 | 目安の中 |
| 2021年 | 2025〜2050年 | 目安の中 |
| 2022年 | 2026〜2055年 | 今年から |
| 2023年 | 2027〜2060年 | 目安の前 |
| 2024年 | 記載なし | 不明 |
| 2025年 | 2030〜2070年 | 目安の前 |
シャトーは、本家のワインそのものを次のように紹介しています。
Déjà puissant et éclatant dans sa jeunesse, son évolution lente et sereine lui confère une délicatesse qui s’exprime dans la précision de ses notes.
若いうちから力強く、ゆっくり熟成するにつれて繊細さが出てくる、という説明です。
表の年は期限ではなく、シャトーの見立ての幅と受け止めましょう。
2019年から2022年は、すでに飲み頃に入っている
目安の始まりは、2019年が2024年、2020年と2021年が2025年、2022年が2026年。
どれも2026年の時点で目安の中に入っています。
2022年は、今年がちょうど目安の1年目。
若い年ほど、目安の終わりまでの時間が長く残ります。2019年から2022年は、どれも2050年以降まで目安が続く年です。
2020年については、醸造家も比較的早く楽しめると書きました。
ここに挙げた4つの年は、記念日に開ける年としても、何年か寝かせる年としても選べます。
早めに開けたいのは、2011年と2013年
早見表で、目安の終わりが2030年と近いのが2011年と2013年です。
どちらも2017年から飲み頃に入っていて、目安の上では残りが4年ほど。
| 年 | シャトーの年の説明 |
| 2011年 | 4〜5月が異例の暑さと乾燥 夏は暑さと雨が交互 |
|---|---|
| 2013年 | 春は冷たい雨 夏は15年で指折りのよさ |
2013年は、春にメルロー(ブレンドに加える黒ブドウ)で花ぶるいが出た年。
花ぶるいは、開花のころの寒さや雨で実がつきにくくなることです。
手元にある人や、記念の年が2011年・2013年の人は、早めに開ける予定を立てると目安に沿います。
2023年と2025年は、寝かせて待つ年
2023年の目安は2027年から2060年まで、2025年は2030年から2070年まで。
どちらも2026年の時点ではまだ目安の前です。
2023年は雨が生育期の外にまとまり、暑く早い年でブドウがよく熟したとシャトーは説明しています。
Si pour certains le challenge de ce magnifique 2023 sera d’exister aux côtés de l’exceptionnel 2022, il reste pour nous un millésime remarquable à bien des égards, et célèbre de la plus belle des manières 40 années sous la bienveillance de notre propriétaire japonais.
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2023」テクニカルシート(PDF・フランス語)
2023年は多くの点ですばらしい年で、日本のオーナーのもとでの40年を祝う年でもある、という一文。
2025年は暑く乾いた夏で粒がとても小さく、乾燥で収穫量が減った年です。
2023年と2025年は、何年か寝かせる前提で選ぶ年。2026年に開ける1本を探している人は、目安の中に入った年から選ぶと迷いません。
今年から目安に入った2022年は、記念日に開ける1本として販売ページで在庫を確かめられます。
\ 早見表で飲み頃に入った年 /
シャトー・ラグランジュの当たり年は、夏と秋の天気で変わる


年ごとの違いを生むのは、夏の暑さと乾き、秋の天気、それに春の霜や雨です。
暑く乾いた夏は、粒が小さく凝縮する
暑く乾いた夏の年には、シャトーが粒の小ささや凝縮を書き残しています。
| 年 | 夏と粒についてのシャトーの説明 |
| 2016年 | 夏が例外的に暑く乾燥 |
|---|---|
| 2019年 | 粒の重さが36年ぶりの軽さ |
| 2020年 | 30年ぶりの少ない収穫 |
| 2022年 | 夜の涼しさで暑さをやわらげ、粒は小さく凝縮 |
| 2025年 | 粒がとても小さく、乾燥で収穫量が減少 |
粒が小さいと、収穫できる量は減ります。
それでもシャトーが2022年に残したのは、次の言葉。
Nous récoltons peu mais, nous récoltons grand !
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2022」テクニカルシート(PDF・フランス語)
少ししかとれないけれど、大きな年を収穫する、という意味の言葉。
同じ暑い年でも、収穫の始まりは2022年が9月8日、2016年が10月3日と、ひと月近く違います。
涼しい2021年は、収穫を待って遅めに摘んだ
2021年は、生育の期間を通して気温が低めに進んだ年です。
| 日付 | 収穫の流れ(シャトーの説明) |
| 9月27日 | メルローの収穫が始まる |
|---|---|
| 10月4日 | 秋の好天がやってくる |
| その後 | 収穫を2日止めて待つ |
| 10月12日 | 収穫が終わる |
カベルネ・ソーヴィニヨンが熟すのを待った、この遅摘み(熟すのを待って収穫を遅らせること)が2021年の大きな特徴。
Telle une fenêtre ouverte sur le passé, 2021 restera le millésime néo-rétro par excellence.
出典:Château Lagrange「Château Lagrange 2021」テクニカルシート(PDF・フランス語)
過去に開いた窓のように、2021年は「ネオ・レトロ」なヴィンテージとして残る、という意味です。
シャトーは、2000年代のワインを思わせるバランスの年と説明しています。
春の霜や雨で、実が減る年もある
当たり年の話は夏に目が行きがちですが、春の天気も年の個性を左右します。
| 年 | 春のできごと(シャトーの説明) |
| 2008年 | 春は雨が多く涼しい 9月半ばから天気が回復 |
|---|---|
| 2013年 | 春は冷たい雨 メルローに花ぶるい |
| 2017年 | 4月27日に強い霜 |
2017年は強い霜のあと、凍害を受けた25万本の樹に印をつけて、区画の中でブドウを分けて摘みました。
2008年は、雨の多い涼しい春の年。
9月半ばからの好転を、シャトーは「miracle bordelais」(ボルドーの奇跡)と表現。
霜や雨の年も、シャトーは飲み頃の目安を示しています。たとえば2017年の目安は2020年から2040年までです。
当たり年かどうかだけでなく、その年に何が起きたかを知ると、ラベルの年が身近になります。
カベルネ・ソーヴィニヨンの割合も、年ごとに変わる
使う品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド(少しだけ加える黒ブドウ)の3つ。
| 年 | カベルネ・ソーヴィニヨン | メルロー |
| 2005年 | 46% | 45% |
|---|---|---|
| 2010年 | 75% | 25% |
| 2016年 | 70% | 24% |
| 2018年 | 67% | 28% |
| 2019年 | 80% | 18% |
| 2022年 | 86% | 12% |
| 2023年 | 84% | 16% |
2005年の46%から2022年の86%まで、カベルネ・ソーヴィニヨンの割合は年によって大きく動きます。
2022年のメルロー12%も、シャトーのワインでは記録的に少ない割合。
どの割合が好みかは人それぞれ。割合の違いは、年ごとの個性を知る手がかりになります。
カベルネ・ソーヴィニヨンが86%のシャトー・ラグランジュ 2022は、割合で見ても、ほかの年とはっきり違う1本です。
本家に回るのは、収穫の3割から5割ほど
テクニカルシートの「% de grand vin」は、収穫したブドウのうちグラン・ヴァンになった割合です。
| 年 | グラン・ヴァンの割合 |
| 2019年 | 30% |
|---|---|
| 2015年 | 35% |
| 2020年 | 38% |
| 2021年 | 39% |
| 2022年 | 40% |
| 2023年 | 42% |
| 2016年 | 49% |
| 2018年 | 54% |
2022年は、生産量の60%がセカンドワインのレ・フィエフ・ド・ラグランジュになったと、シャトーの資料にあります。
選別は2段階で、1回目は手作業、2回目は光学選別(カメラで粒を見分ける機械の選別)。
この割合は、その年の収穫量やブドウのできによって変わります。
シャトー・ラグランジュの当たり年は、点数より造り手の説明で見る


当たり年を扱う記事を見比べると、挙がる年も点数もサイトによってそろっていません。
2019年と2020年は、造り手の説明とも重なる
当たり年を紹介する記事を見比べたところ、2019年や2020年の名前が挙がっていました。
シャトーの資料でも、2019年は熟成の力が際立つ年、2020年は30年ぶりの少ない収穫の年。
| 年 | シャトーの説明(要旨) |
| 2019年 | 粒の重さが36年ぶりの軽さ 熟成の力が際立つ |
|---|---|
| 2020年 | 30年ぶりの少ない収穫 比較的早くから楽しめる |
記事で挙がる年と、造り手が年の個性を語る年は、この2つの年で重なっています。
2016年・2018年・2022年も、シャトーが年の個性をはっきり言葉にしている年です。
点数は、誰がいつ付けたかで変わる
当たり年の一覧には、ワイン評論家の点数が並ぶことが少なくありません。
ただ、同じ年でも評価した人と時期によって点数は変わります。
| 確かめること | 見るポイント |
| 評価した人 | 誰の点数か |
|---|---|
| 評価した時期 | 何年に付けた点数か |
| 出どころ | 元の評価を読めるか |
元の評価を確かめられなかったので、この記事は点数を使わず、造り手の資料だけで年を並べました。
当たり年の考え方は、ワインの種類でも違いが出るところ。
シャンパーニュのドン ペリニヨンの当たり年や、同じボルドーの甘口ワインシャトー・ディケムの当たり年の話のように、作柄によっては造らない年があるワインもあります。
造り手の説明は、生産者本人の見立てとして読む
テクニカルシートの言葉は、シャトー自身の見立てです。
第三者の評価ではないため、どの年にも前向きな言葉が並びがち。
それでも、収穫の日付や品種の割合、飲み頃の目安は、年ごとに数字で比べられます。
言葉は見立て、数字は記録。飲み頃の目安のように数字で示された部分から選ぶと、年の違いがつかみやすくなります。
数字で比べると、シャトー・ラグランジュ 2022は品種の割合も飲み頃の始まりも、ほかの年とはっきり違う年です。
シャトー・ラグランジュの当たり年は、いつ開けるかで選ぶ


同じ当たり年でも、すぐ開けるのか、贈るのか、寝かせるのかで選ぶ年は変わります。
記念日にすぐ開けたい人は、飲み頃に入った年から
記念日に開ける予定が決まっている人は、早見表で目安の中に入った年から選ぶと迷いません。
| 開けたい時期 | 候補の年(シャトーの目安) |
| 2026年のうち | 2016年・2018年・2019年 2020年・2021年・2022年 |
|---|---|
| 2027年から | 2023年 |
| 2030年から | 2025年 |
どの年も目安の中ですが、新しく飲み頃に入ったのは2022年です。
カベルネ・ソーヴィニヨンが86%になった2022年は、記念日にいま開ける1本として選びやすい年。
飲み頃が始まったばかりの年なので、記念日に開ける人は販売ページで在庫を見ておくと当日まで余裕があります。
\ シャトーの目安で、いま飲み頃 /
贈り物には、相手がいつ開けそうかで年を変える
贈り物にするときは、相手が開けそうな時期で年を選ぶと決めやすくなります。
| 相手 | 選ぶ年の例 |
| すぐ開けそうな人 | 飲み頃に入った2022年 |
|---|---|
| 記念にしまっておきそうな人 | 2023年 |
お酒を贈る相手は、20歳以上の人に限りましょう。
20歳未満の飲酒の禁止は、二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律に定められたルールです。
20歳未満の者の飲酒は、体内に入ったアルコールが身体の発達に悪影響を及ぼし、健全な成長を妨げます。
車で帰る相手に渡すときは、警察庁が呼びかける飲酒運転の根絶も心に留めておきたいところ。
何年か寝かせたい人は、2023年も候補になる
何年か寝かせてから開けたい人の候補は、目安が2027年から2060年まで続く2023年。
シャトーは2023年を、多くの点ですばらしい年と書いています。
収穫は9月13日から10月7日までで、グラン・ヴァンになったのは42%。
寝かせる1本と、いま開ける1本を分けて買う方法も。たとえば2022年を記念日に開け、2023年を数年後に開けると、2つの年の違いを比べられます。
2023年も通販に販売ページがあり、選ぶときの目印はラベルの年。
通販では、商品ページの年と容量を確かめる
通販の販売ページには、同じシャトー・ラグランジュでも2021年・2022年・2023年などの年が並んでいます。
| 確かめること | 気をつけたい理由 |
| 商品名の年 | 年ごとに飲み頃の目安が違う |
|---|---|
| 容量 | この記事で紹介するのは750ml |
| ワインの名前 | 本家とセカンドで名前が違う |
| 値段と在庫 | 年と販売店で変わる |
とくにレ・フィエフ・ド・ラグランジュは本家とは別のワインなので、名前を見落とさないようにしましょう。
値段は年と販売店で変わるため、この記事では金額を書かず、販売ページの表示で確かめる形にしています。
この記事で主に紹介しているシャトー・ラグランジュ 2022は、750mlのボトルです。
待たずに楽しみたい人へ、同じシャトーのセカンドと同じ村のシャトー


シャトー・ラグランジュをいきなり開けるのは迷う人に向けて、同じサン・ジュリアン村のワインを2本選びました。
2本を選んだ3つの基準
- シャトー・ラグランジュと同じサン・ジュリアン村のワイン
- 造り手の公式サイトに説明がある1本
- 待たずに開けやすいか、同じ村の格付けを味わえる1本
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023は、シャトーの目安で2025年から飲み頃に入った年。
シャトー・タルボは、シャトー・ラグランジュと同じく1855年の格付けに入ったシャトーです。
| 商品 | 向いている人 |
| レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023 | 待たずに開けたい人 |
|---|---|
| シャトー・タルボ | 同じ村のほかの格付けも試したい人 |
値段は販売店で変わるため、2本ともリンク先で最新の表示を確かめられます。
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023:同じシャトーが造るセカンド
| 項目 | 内容 |
| 名前 | レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023 |
|---|---|
| 位置づけ | シャトー・ラグランジュのセカンドワイン |
| ブドウ | カベルネ・ソーヴィニヨン46% メルロー41% プティ・ヴェルド13% |
| 樽熟成 | 13か月(新樽20%) |
| 飲み頃の目安 | 2025年〜2040年 |
| 容量 | 750ml |
レ・フィエフ・ド・ラグランジュは、1983年に本家の品質を上げるため、より厳しく選ぶ目的で生まれたセカンドワインです。
セカンドワインは、本家とは別の名前で出すワインのこと。
名前の付け方や本家との違いは、シャトー・マルゴーのセカンドを取り上げた記事が詳しいところ。
2023年は、シャトーが「Charnu et charmeur」(肉づきがよく魅力的)と紹介するセカンド。プティ・ヴェルドが13%と、多めの割合です。
樽熟成(木の樽で寝かせること)は13か月で、そのうち新樽(初めて使う樽)は20%。
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023は、本家を開ける前に同じシャトーのワインを試したい人に向いています。シャトーの目安で、2025年から飲み頃に入った年です。
一方で、本家のシャトー・ラグランジュとは別のワインで、樽熟成も本家の21か月より短めの造り。
白ワインを探している人には、1996年に生まれたレ・ザルム・ド・ラグランジュも。ソーヴィニヨン・ブランなどを中心に、セミヨンを加えた白です。
本家と同じシャトーが造り、もう飲み頃に入った1本なので、まずは販売ページで2023年の在庫を見てみませんか。
\ シャトーの目安で、2025年から飲み頃 /
シャトー・タルボ:同じサン・ジュリアン村の格付けシャトー
| 項目 | 内容 |
| 名前 | シャトー・タルボ |
|---|---|
| 村 | サン・ジュリアン |
| 格付け | 1855年の格付けで第4級 |
| 畑 | 111ヘクタールの一続きの畑 |
| 所有 | 1918年からコルディエ家 |
| 容量 | 750ml |
シャトー・タルボは、シャトー・ラグランジュと同じサン・ジュリアン村にある1855年の格付けで第4級のシャトーです。
シャトーの紹介によると、名前の由来は百年戦争の時代の英国の軍人。
シャトー・タルボは、同じ村のほかの格付けシャトーも飲んでみたい人に向いています。シャトー・ラグランジュと同じ村の格付けワインなので、2本を並べて飲み比べるのにもぴったり。
一方で、紹介している販売ページにはヴィンテージの表記がありません。
そのため当たり年の候補には入れず、同じ村の格付けシャトーとして紹介しています。
シャトー・ラグランジュとは別の造り手の格付けワインを知る1本として、販売ページで年の表記を確かめてみませんか。
\ 同じサン・ジュリアン村の格付けシャトー /
シャトー・ラグランジュの当たり年を、もう一歩深く味わうには


年を決めたら、注ぐグラスや学び方、ほかの赤ワインとの出会い方まで広げると、1本の楽しみが長く続きます。
グラスは、リーデルの<ヴィノム>シリーズからボルドー用を
| 項目 | 内容 |
| 名前 | <ヴィノム>カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー(ボルドー)6416/0 |
|---|---|
| 入り数 | 2個入 |
| 作り | マシンメイド(機械で形づくる) |
| 素材 | クリスタルガラス |
| 容量 | 610ml |
| 高さ | 225mm |
| デザイン | 1986年 |
リーデル(RIEDEL)は、オーストリアのワイングラスのブランドです。
メーカーは、このグラスをカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのワイン向けに案内しています。
メーカーの説明では、ゆるやかにすぼまった大きなボウルが、複雑な香りを解きほぐす形とのこと。
香りの感じ方には個人差があります。2個入なので、記念日に2人で同じ形のグラスを使えるのもうれしいところ。
カベルネ・ソーヴィニヨンが主役のシャトー・ラグランジュに合わせて選べるグラスです。
リーデル(RIEDEL)の通販ショップでは、<ヴィノム>シリーズのほかのグラスもあわせて見られます。
\ カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー向けのグラス /
ワインの基礎から学びたい人は、ヴィノテラス ワインスクール
年ごとの違いを自分の言葉で説明できるようになりたい人は、ワインの基礎から学ぶ方法もあります。
ヴィノテラス ワインスクールは、オンラインと生配信に特化したワインスクールです。
| 項目 | 内容 |
| 受け方 | オンライン・生配信 |
|---|---|
| 受けられなかった回 | 講義動画をあとから見られる |
| 講座の分け方の例 | ワインを楽しく学ぶ講座 |
講座には、楽しみながらワインの基礎をオンラインで学ぶものも。
スマホやパソコンから受けられる形なので、教室まで通う時間を取りにくい人にも合います。
講座の内容や日程は変わることがあるので、ヴィノテラス ワインスクールの講座![]()
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いろいろな赤ワインを試したい人は、フィラディスの定期便
いろいろな赤ワインを少しずつ試し、自分の好みの品種や産地を探したい人には、ワインの定期便という方法もあります。
株式会社フィラディスの「ワインらくらく定期便」は、毎月1回ワインが届くサービスです。
| コースの種類 | 届くワインの例 |
| サービス名 | プロにおまかせ!ワインらくらく定期便 |
|---|---|
| スタンダード | バラエティ・白ワイン・赤ワイン |
| プレミアム | ブルゴーニュ定期便・シャンパーニュ定期便など |
スタンダードには、赤ワインだけが届くコースも。
解約金や最低継続期間など一切ありませんので、1回からお気軽にお試しいただけます。
コースの中身は変わることがあるため、
シャトー・ラグランジュの当たり年でよくある質問
当たり年の選び方で迷いやすいところを、10の質問にまとめました。
シャトー・ラグランジュの当たり年はいつですか?
この記事では、シャトーの資料で醸造家が年の個性をはっきり言葉にした2016年・2018年・2019年・2022年の4つを選びました。2016年・2018年・2019年は暑く乾いた夏、2022年はボルドーで記録された年の中でも際立って暑い年で、どの年も飲み頃の目安が示されています。年ごとの説明は造り手が胸を張る4つの年にまとめました。
いま飲み頃のシャトー・ラグランジュは何年ですか?
シャトーの目安では、2012年を除く2005年から2022年の年が、2026年の時点でどれも目安の中に入っています。新しいところでは、2022年が今年から目安に入りました。一覧は飲み頃の目安は、シャトーが年ごとに出しているの早見表で確かめられます。
2019年と2020年は当たり年ですか?
2019年は粒の重さが36年ぶりの軽さで、醸造家は熟成の力が際立つ年と書いています。2020年は30年ぶりの少ない収穫の年で、比較的早くから楽しめるとも説明された年。くわしくは2019年と2020年は、造り手の説明とも重なるへ。
2023年のような若い年は、すぐ開けてもいいですか?
シャトーの目安では、2023年の飲み頃は2027年から2060年まで。2026年の時点では目安の前なので、何年か寝かせてから開けたい人に合う年です。待つ年の考え方は2023年と2025年は、寝かせて待つ年で解説しています。
評論家の点数は参考にしていいですか?
点数は、評価した人と時期によって変わります。この記事では元の評価を確かめられなかったため、点数を使わずシャトーの資料で年を並べました。見方は点数は、誰がいつ付けたかで変わるにまとめています。
シャトー・ラグランジュはどこのワインですか?
ボルドーのメドック地区にある、サン・ジュリアン村のワインです。1855年の格付けでは第3級に入っています。概要は造り手が胸を張る4つの年の冒頭で紹介しました。
シャトー・ラグランジュはサントリーのワインですか?
公式サイトによると、1983年にサントリー創業者の息子の佐治敬三さんが買い取ったシャトーです。2023年のテクニカルシートには、日本のオーナーのもとで40年を迎えたという言葉もあります。いきさつは造り手が胸を張る4つの年の冒頭にまとめました。
シャトー・ラグランジュのセカンドワインは何ですか?
セカンドワインは、1983年に生まれたレ・フィエフ・ド・ラグランジュです。本家の品質を上げるために、より厳しく選ぶ目的で造られました。2023年の特徴はレ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023:同じシャトーが造るセカンドへ。
シャトー・ラグランジュに白ワインはありますか?
あります。1996年に生まれたレ・ザルム・ド・ラグランジュで、ソーヴィニヨン・ブランなどにセミヨンを加えた白です。紹介はレ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023:同じシャトーが造るセカンドの中にあります。
当たり年ではない年を選んでも大丈夫ですか?
霜や雨の年も、シャトーは年ごとの説明と飲み頃の目安を示しています。味わいの感じ方は人それぞれ。年の個性はシャトー・ラグランジュの当たり年は、夏と秋の天気で変わるで確かめてから選んでみましょう。
まとめ:シャトー・ラグランジュの当たり年は造り手の説明で選び、まず2022から


シャトー・ラグランジュの当たり年を選ぶ手がかりは、造り手が年ごとに公開する天気の説明と飲み頃の目安。
点数より先にいつ開けるかを決めておくと、年選びで迷う時間が減ります。
通販の在庫は年ごとに入れ替わるため、開けたい年が決まったら早めに押さえておくと記念日に間に合います。



開ける日を決めたら、年選びもすっきり。
シャトー・ラグランジュ 2022は、カベルネ・ソーヴィニヨンが86%と新しい記録になり、今年から飲み頃に入った年。
造り手が胸を張る4つの年のうち、2026年に飲み頃に入ったばかりの1本を、記念日の候補に加えてみませんか。
\ 造り手が胸を張る年の、いま飲み頃の1本 /
待たずに試したい人は、レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2023から始める方法もあります。
同じ村のほかの格付けを知りたい人には、シャトー・タルボも。
お酒は20歳になってから楽しみ、飲んだ日は車の運転を控えましょう。
